(2002年12月1日の『スパルタシスト』)


国際共産主義者同盟の声明

米国とその同盟帝国主義による攻撃からイラクを防衛せよ!

国連の飢餓封鎖を打倒せよ!



以下の声明は10月23日に発表された。

 米帝国主義は世界を戦争へと引きずり込みつつある。何万もの米英部隊がイラクへの全面攻撃に備えて着々と配備される一方で、オーストラリアからトルコに至るその他の諸国は、虐殺に加担して戦利品の分け前にあずかろうと互いに競い合っている。米国政府はサダム・フセイン後のイラクの軍事占領に向けた計画をすでに明らかにした。米国が現在所有し使用すると脅している核兵器の軍事費を見るがいい。そうすればこの地球上における生命の運命は、存続する帝国主義秩序によって脅かされていることが明らかだろう。

 国際共産主義者同盟(第四インターナショナリスト)は、対イラク戦争に関して、はっきりと態度を表明する。われわれは、サダム・フセイン政権にいささかの政治的支持も与えることなしに、イラクを軍事的に防衛する立場に立つ。フセインは、イラクの労働者、左翼、シーア派イスラム教徒、クルド人などの人々に対する残虐な抑圧者である。フセインは、1990年にクエートを占領しようとしたが、それ以前の20年間、そうした抑圧者として、米帝国主義の親密な同盟者であり手先であった。現在米国は、もっと従順な政権と石油の栓のより強固な支配を望んでいる。それは、とりわけ近東の石油にずっと依存している日本やドイツのような経済上の競争相手に、制限して供給するためである。米国政府は、北朝鮮に新たに武力をちらつかせるなかで、イラクでいとも容易に勝利を収めた場合には、北朝鮮が次なる攻撃対象であることを明らかにしている。北朝鮮が核戦力の開発を進めいているかもしれないという情報に対応し、帝国主義者がいまのところ北朝鮮を爆撃すると脅していないという事実は、核兵器が今日の世界において国家の主権を唯一保証するものだということを示している。略奪戦争における帝国主義者のあらゆる勝利はさらなる軍事的冒険を助長し、またあらゆる敗北は労働者や被抑圧者の闘争を助けるために役立つ。

 150万以上の市民を死に追いやった12年間に及ぶ国連制裁を通じて、すでに疲弊しきった新植民地イラクに対して、米国は圧倒的な軍事的優位に立っている。それは、イラク防衛の呼びかけに中身を与える主要な手段として、帝国主義の中心諸国における階級闘争の重要性を強調しているのである。あらゆるスト、戦争計画に反対するあらゆる労働者の動員、労働者とマイノリティへの攻撃に反対するあらゆる大衆抗議、国内の抑圧と市民的自由への攻撃に反対するあらゆる闘争、これらは帝国主義による戦争推進行動を挫くものである。二度と戦争が起こらないようにするためには、戦争を生み出す資本主義制度が、一連の革命を通じ、そして世界的規模での合理的で計画的な平等主義の社会主義経済の確立を通じて、一掃されなければならない。国外での反帝国主義は自国での階級闘争を意味する! 帝国主義の攻撃からイラクを防衛せよ!

 国連における米国政府の同盟者たち、とりわけドイツが、ブッシュ政権による近東での過激な挑発行為を公然と非難するさまは、近年における帝国主義列強間の緊張の高まりの程度を示している。しかし、米国に服従している帝国主義諸国はみな、アメリカが無礼にもカウボーイブーツでつきまとうのに異議を唱えながらも、資本家支配階級の首領である米帝国主義の独裁的命令に黙って従うであろう。なぜならば、そうした帝国主義諸国は米国に反対する力に欠け、せめて略奪品の分け前だけでもあずかろうと望んでいるからである。フランスの石油会社トタルフィナエルフのある役員は次のように露骨に述べている。「われわれは石油を望んでおり、イラク再建の計画に加わりたいと望んでいる。もし新政権が誕生して、アメリカ人と一緒でなかったならば、われわれのいる場などあろうか?」

戦争:別の手段による政治の継続

 米国の支配階級は、アフガニスタンと戦争するため、世界貿易センタービルへの犯罪的で狂気の攻撃に多くの人々が感じた悲しみと恐怖を冷酷に操作した。しかし、米国内の愛国的総意は薄れかけてきており、また他の国々では対イラク戦争に対する大規模な反対が起こっている。戦争は市民の平和を要求しており、帝国主義の戦争屋どもは、ロサンゼルスからロンドンに至るまで、自国の労働組合の邪悪な潰し屋やスト破りという姿をさらけ出している。ブッシュ政権は、ストが「国家の安全を脅かす」と宣言するなか、組合潰しの雇い主協会の命令下で働かせようと強力な港湾組合である国際港湾倉庫労働組合(ILWU)を強制するため、資本主義国家の力をもたらした。米国外では、イギリスの消防士が軍によるスト破りの脅威に晒されている。株式市場の落ち込みによって何百万の労働者の年金が奪い取られる一方、相次ぐ不祥事の発覚は企業の飽くことのない貪欲ぶりを暴露している。イタリアのフィアット社工場の数カ所で働く全労働者を含め、何万人もの労働者たちは、資本主義経済の危機のただ中で、自身の利ざやを防衛しようとする雇用主によって、壊疽にかかった手足を切断するかのように首切りされかねない事態に直面している。市民的自由は切り刻まれ、何十年もの労働者の闘争を通じて勝ち取った社会福祉や他の獲得物に対して、資本家たちは攻撃を強化してきた。

 労働者階級の闘争を人種差別主義や外国人嫌いでそらそうとして、いたるところで、移民に対する攻撃が資本家支配者によって熱狂的に煽り立てられている。反移民のヒステリーは流血を引き起しており、何千人もの死に物狂いの難民がメキシコから米国境を越えようとして死亡し、またオーストラリアやヨーロッパに粗末なボートで上陸しようとして命を落としている。西欧のブルジョアジーは、労働者が必要だったときには大量の移民を受け入れたが、景気後退に直面して、低賃金労働の供給者としての移民をこれ以上必要としていない。こうしたこと全てが、資本主義制度はあらゆる場所の労働者にとって最大の脅威であることをはっきりと示している。支配者たちは、10年前、「共産主義の死」なるものを勝ち誇った。しかし資本主義は世界を袋小路へと追いやった。それは、イラク戦争が夜空に軌跡を描くミサイルの恐ろしい光でもって明らかにしている。革命的労働者党という手段を通じて、(スターリニストによって捩じ曲げられたものでない)真の共産主義に向けた闘争こそが前進への唯一の道なのである。

 米国では、めまぐるしい旗振りとまではいかないまでも、過酷な国家の抑圧によって、大衆は対イラク戦争を受け入れさせられてきた。ヨーロッパでは、何十万もの労働者と反帝国主義の若者がこの戦争に反対であると意思表示している。問題なのは、ヨーロッパの反戦抗議が、「自国の」支配者をアメリカ人と対立させるという民族的排外主義の方向へと全て導かれてきたということである。米国では、反戦のリベラルや左翼たちは「戦争のためでなく雇用のための金」についてたわごとを並べ、資本家支配者の根本的な優先課題は労働者の利益に適うよう変更することができるという虚言を煽っている。

 真実は、この搾取の全制度が、社会の富を創り出す労働者の隷属を通じて、生産手段の所有者のために利益を引き出すことに基づいているということである。戦争はこの集中化された表現である。競合する資本家支配階級は先を争って天然資源を奪い合い、資本輸出と新たな低賃金労働の供給源を求めて新しい市場を切り開くからである。ロシア革命の指導者V.I.レーニンは、大衆を無力の状態に陥れ資本主義の「民主主義」を飾り立てるブルジョア平和主義と、大衆による平和への切望との違いを強調した。第一次帝国主義間世界大戦が勃発した後、レーニンは次のように述べている。
 「革命的大衆行動への呼びかけを伴わない、現在の平和宣伝は、ただ幻想をひろめ、ブルジョアジーの人道主義にたいする信頼をおこさせることによってプロレタリアートを堕落させ、彼らを交戦国の秘密外交にもてあそばれるものにしかねないものである。」(「ロシア社会民主労働党在外支部会議」1915年2月)

 戦争において、帝国主義の略奪者、簒奪者とその植民地および半植民地の犠牲者との間で、プロレタリアートはどちらに味方すべきかという立場を持っている。レーニンは1915年のパンフレット『社会主義と戦争』で次のように力説した。「たとえば、あすにでもモロッコがフランスにたいし、インドがイギリスにたいし、ペルシアまたは中国がロシアにたいして等々というふうに戦争を宣言したとすれば、それは、どちらがはじめに攻撃をくわえたかには関係なしに、『正義の』戦争、『防衛』戦争であろうし、社会主義者ならだれでも、抑圧され、従属させられ、同権をもたないこれらの国家が、抑圧者、奴隷所有者、略奪者である『大』国にたいして勝利をおさめることに共感を寄せるだろう。」

 帝国主義戦争に対する階級闘争の抵抗を組織し、資本家階級の労働副官によって抑制された民族主義で経済主義のストライキ制限を打破する明らかな機会が今存在する。1990年、米国/NATOの対セルビア戦争の間、イタリアの労働組合基礎委員会(COBAS)は、この戦争に反対して100万人からなる強力な政治的ゼネストを組織した。現在イタリアで工場閉鎖と闘っているフィアット社の労働者は、帝国主義者によって爆撃されたユーゴのザスタヴァ自動車工場の階級的兄弟姉妹たちに向けた物資援助キャンペーンを組織した。この運動には国際共産主義者同盟(ICL)の全支部が積極的に支援を行った。昨年、長崎県佐世保港の日本人港湾労働者は、アフガン戦争用に輸送される日本の軍事物資を取り扱い拒否することで前進する道を示した。現在、インジルリッキ米空軍基地の勇敢なトルコ人労働者たちはストに突入すると迫っている。インジルリッキは対イラク戦争で主要な発進基地となる計画である。

 必要不可欠なことは、階級の線を引き、労働者や反帝国主義の若者を、ブルジョア政治家や労働組合内のその代理人、そしてブルジョア政治家の奉仕者である左翼から解き放つことである。こうした代理人や奉仕者たちは、正当な戦争への嫌悪を、戦争を産む利潤推進制度の議会改良という幻想的呼びかけに流し込もうとしている。西欧では彼らは、こうした嫌悪を、アメリカ人に対して自国ブルジョアジーの支持へと導こうとしている。ICLの米国支部であるスパルタシスト同盟/U.S.は、帝国主義の野獣の中心地において、反戦抗議のなかで革命的国際主義のデモ隊列をもって前進する道を示した。われわれは要求する。米資本主義支配者に反対する階級闘争を! 帝国主義の攻撃からイラクを防衛せよ! 国連の飢餓封鎖を打倒せよ! 米国/国連及び全ての帝国主義軍隊はペルシア湾と近東から出て行け!

ブッシュドクトリン:世界の核の警察官

 9月にブッシュ政権は「国家安全保障戦略」を発表した。それは、アメリカの行く手を阻むいかなる者にたいしても、核兵器の使用を含めた「先制」攻撃の原則を記した外交上の爆弾宣言であった。そしてこの宣言では、1991年から92年の資本主義反革命によるソ連邦の破壊以来、米国が拡大し続けている巨大な軍事的優位に、いかなる勢力も今後決して追いつくことはないと明言されている。(米国の軍事予算は現在、米国以下の上位19ヵ国の予算を合計した額よりも大きい。)この威嚇は、米国と競い合う帝国主義諸国に対して、そして何よりもまず中国に対して向けられたものである。この新たな政策は、米国が二つの帝国主義世界大戦で競争相手に勝利を収めて以来、世界を支配してきた方策からの重要な転換を示している。米国は、数十年の間、「民主主義」や「独裁権力」からの人々の「解放」を見せかけにして、その露骨な略奪行為を覆い隠してきた。そして国連は、1950年〜53年の朝鮮戦争からイラクの飢餓封鎖に至るまで、米帝国主義が世界中で繰り広げたテロと破壊を隠蔽するための「人道主義的」覆いの役割を頻繁に果たしてきた。

 ヨーロッパの社会民主主義者や似非左翼が米国の「単独行動主義」についてもらす不平は、米帝国主義への階級的反対では決してない。それは、より多くの取り分を望み、なるべく丁重に扱ってもらいたいと望むより力の劣る国々やその弁明者による金切り声に過ぎない。国連内の策動は、本質的に、彼ら自身の国家利益を図って米国を少し押し込むための力の政策である。レーニンは国連の前身である国際連盟を「盗人の巣窟」と呼んだが、国連は今日そうした目的のために尽くしている。つまり、国連は、全世界的な議論を最強の帝国主義列強によって決定された枠組みのなかで調整しつつ、その全ての策動を「平和」の使命であるかのように装っているのである。今や米国は自信をもってこの仮面を取り去り公然と怒鳴りつける。「退いていろ。さもないと次はお前だぞ。」そして彼らは実際退き、米軍を国際戦争犯罪裁判から免除するのを黙認し、イラクの人々に国家元首を暗殺するよう訴える米国のアピールを黙認する!

 米国政府の政策変更は、単なる言葉のあやでも外交上の配慮の欠如でもない。それは、ソ連邦の崩壊によって出現した「新世界秩序」の姿なのである。ソ連邦は、世界で最初のそして現在まで唯一成功した労働者革命である1917年の十月革命の祖国であった。十月革命の結果、搾取する資本主義制度は打倒され、計画化された集産化経済に置き換えられた。しかし、ドイツやその他の先進工業諸国において社会主義革命が起こらなかったために、若い労働者国家は、依然として貧困なまま、敵対する帝国主義列強に包囲され続けた。そしてビエト労働者自身は、保守的官僚層によって政治的に収奪されてしまった。この官僚層は、資本主義諸国の労働組合の頂点に居座る労働官僚によく似たものである。レーニンと共に十月革命を導いたレオン・トロツキーは、スターリン下におけるソ連邦の官僚主義的堕落と闘った。そして、ソ連邦を革命的国際主義の道に引き戻すために闘った。1933年に、レオン・トロツキーは官僚を打倒する政治革命を呼びかけたが、その一方で資本主義復活に向けた国内外の目論みから世界最初の労働者国家を軍事的に防衛することが国際的なプロレタリアートの義務であると主張し続けたのである。

 スターリニストによる歪曲にもかかわらず、ソ連邦は、ベトナムからキューバに至る資本主義支配を打倒した全ての国家にとって、産業的及び軍事的な原動力を意味した。米国を抑制したソビエトの軍事力がないなかで、米帝国主義は暴虐無人に振る舞い、全ての大陸と海洋でその軍事プレゼンスを拡大し続けてきた。通常ソ連邦を破壊するという共通の目的で抑制されていた帝国主義間対立が、今や表面化してきた。ドイツのゲアハルト・シュレーダー首相は、イラクとの対立において反米の立場を取ることで再選を果たした。これは、第二次大戦終結以来資本主義ドイツが米国の主要な軍事戦略方針に公然と反対を唱えた初めてのものであり、帝国主義陣営内に亀裂が拡大しつつあることを示す一例である。日本が「ならず者国家」を餓死させ孤立させようとするブッシュの目論みを無視し、9月に北朝鮮に接近したのは、亀裂の拡大を示すもう一つの例である。ラテンアメリカでブッシュの子分になろうと望んでいるメキシコのフォックス大統領は、彼の果たした貢献の代償にワシントンのテーブルから投げられた外交的おこぼれさえ手に入れることができない。1991年の湾岸戦争の間、ドイツと日本だけが戦費の25パーセント以上を負担し、残りの戦費はほとんど(サウジアラビアなど)その他の米同盟諸国が分担してまかなった。しかし、シュレーダーは今度は一円たりとも負担しないと断言し、日本もまた貢献するつもりはないことを明らかにした。深刻化する世界経済の景気後退は、西欧と米国と日本との間の緊張を募らせつつある。より大きな世界市場占有を求めて競い合うブロック間またはブロック内の経済貿易戦争は、最終的には武力衝突へと導くであろう。

 今日、米国は近東の石油資源を占有し横取りすることに狙いを定めている。しかし、米国が望む最終的な獲物は中国である。米国は旧ソ連邦での資本主義反革命によって大胆となり、フィリピンの米軍基地の拡張からアフガニスタン国境の新たな基地に至るまで、中国に対する軍事的圧力を増大させつつある。同時に、米国や他の帝国主義者は、海外の中国資本家と共に、中国の歪曲された労働者国家の中心地で自由市場を開拓するため、「経済特区」において資本主義市場の侵食を推し進めている。今年初め、米国防総省が発表した「核戦略見直し報告」で示されたように、中国は核先制攻撃のための米国プランで照準とされた7つの可能性のある標的の一つである。それにもかかわらず、北京の哀れなスターリニスト官僚は、米国によるアフガニスタンでの「テロとの戦争」を支持した。さらに、そうした官僚の諸分子たちは新たな資本家支配階級になろうとし、帝国主義者や海外の中国ブルジョアジーによる中国の経済的浸透を手助けしているのである。旧ソ連邦と東欧での資本主義反革命以来出現した幼児死亡率から平均余命や識字能力に至る人類進歩の恐るべき逆行現象は、「自由世界」に寝返ることは資本主義の搾取と困窮へと真っ逆さまに転落することだということを、中国労働者階級に対して警告している。しかも中国の場合、広大な地域が経済的に立ち後れていることから、事態は一層深刻である。1949年の中国革命は、帝国主義支配のくびきから中国を解放し、女性の奴隷状態を終わらせ、計画化された集産化経済を通じて労働者や農民大衆の生活状態を著しく改善した。しかしこうした革命の獲得物は今や危機に瀕している。われわれトロツキストは、北朝鮮、ベトナム、キューバとともに、中国を帝国主義の攻撃と国内の反革命とから無条件に軍事的に防衛するために闘っている。その一方で労働者諸国家を掘り崩す裏切り者のスターリニスト官僚を一掃するプロレタリア政治革命に向けて闘っている。

 ICLは、旧ソ連邦でまたそれ以前東ドイツで、資本主義反革命を阻止する闘争にたいして、使用できるあらゆる資力を投入した。われわれは、レーニンのボルシェビキによる真の共産主義を再度吹き込もうとした。そして労働者階級に歪曲された労働者諸国家の矛盾した性格に関するトロツキーの見事な分析をもたらそうと試みた。それは、古い獲得物を防衛し新しいものを獲得する手段として、革命的な国際主義党を建設するためであった。われわれは成功しなかった。しかしながら、資本主義の勝利という苦い結果は抑制のきかない帝国主義の搾取と戦争のはるかに危険な世界であるが、それは身近な闘争を一層差し迫ったものとさせ、われわれの決意を強固なものにしている。反対に、実際全ての「左翼」は、帝国主義のオオカミどもと声を合わせ、ソ連邦と東欧の歪曲された労働者諸国家における反革命勢力を支持したのである。そうすることにおいて、彼らは自国の民族ブルジョアジーとの和解を表したのだ。従って、主要な資本主義列強間の増大する不一致を反映するなかで、こうした「左翼」が、1999年にセルビアに対し自国帝国主義支配者のために「人権」喧伝者として活動し続けたこと、また今日では単に自国資本家支配階級の民族的利益に基づく左翼がかったごまかしの体裁に過ぎない「反戦」ポーズを取っていることは驚くに当たらない。

似非左翼は自国の資本主義支配者と歩調を合わせて行進する

 米帝国主義に反対するのは正しい。しかし、ヨーロッパの帝国主義者がその競争相手である米国の帝国主義者より慈悲深く進歩的であるという考えを促進することは、単に下劣な社会排外主義に他ならない。ところが、これこそがまさにヨーロッパの「左翼」が偽って流布しているものなのである。例えば、イタリアの共産主義再建党(RC)、フランスの革命的共産主義者同盟(LCR)、そしてイギリスの社会主義労働者党(SWP)と労働者の力(WP)は、その他多数の者たちに混じって、「ヨーロッパの全ての市民とその全ての代表者たちへ」という呼びかけに署名した。この呼びかけは次のように公言している。
 「イラク国民との連帯を表明する人々は、ホワイトハウスではけっして聞き入れられない。しかし、われわれはヨーロッパの政府に影響を与えるチャンスがある。なぜならヨーロッパの政府の多くは戦争に反対しているからである。われわれは、ヨーロッパの全ての国家指導者にたいして、国連の支持があろうとなかろうと、この戦争に公然と反対するよう、そしてまたジョージ・ブッシュに彼の戦争計画を断念せよと要求するよう呼びかける。」

 これは、アウシェヴィッツのドイツブルジョアジーにたいする、アルジェリアを血で染めたフランス帝国主義者にたいする、インド亜大陸を略奪し近東を分割しその帝国主義軍隊が北アイルランドのカトリック教徒に残忍な弾圧を加えているイギリスにたいする、なんという痛烈で辛辣なアピールであろうか! ベルギーとかオランダのような今日二流の国家はどうであろうか? ベルギーによるコンゴの植民地支配は残忍さにおいて比類がなかったし、オランダはインドネシアを支配下に置くとともに大陸間の奴隷貿易に従事した。リビアで強制収容所を建設し、エチオピア人に毒ガスを使用したのはイタリアのブルジョアジーであったことを忘れてはならない。さらに、こうした流血の植民地支配の過去が、今日西欧の支配者たちによる浅黒い肌をした移民の残忍な抑圧に対する道を開いたのである。それは、ドイツにおける人種差別主義のラスターファーンドゥンク(主にイスラム教徒移民の人種的輪郭作りに向けたコンピュータシステム)から、フランスの「警戒体制」運動による制度化した人種差別主義警官のテロ行為、イタリアによるアルバニア難民の溺死、イギリスによる難民の国外追放などにまで至っている。

 恐らく先に引用した声明に署名した「左翼」たちは、自国の帝国主義主人たちが彼らに「恩義」を感じていると思っているのだろう。結局のところ、彼らは実際ヨーロッパ中で反動的な政府を成立させる手助けをしたのである。イギリスのSWPは、ブッシュに追従するトニー・ブレアが初めて首相に就任したときに、その「歓び」を表明した。フランスのLCRは、「ル・ペン阻止」のために「街頭や投票用紙記入所で」活発に運動を繰り広げ、右翼のドゴール主義者であるジャック・シラクを大統領に就任させた。ドイツのリンクスルックは、シュレーダーが反米「平和」の志願者として再び首相の座に返り咲くのを支援したが、そのシュレーダーはかつてバルカン戦争の機会を捉え、アドルフ・ヒトラー以来初めてドイツ連邦国防軍の戦車を国外に進めた人物であった。イタリアのRCの指導者ベルティノッティは、口の左側半分で(アメリカ人労働者を露骨に除外した)「平和を求めるヨーロッパのゼネスト」について語る一方で、同時に右翼でファシストと同盟したベルルスコーニを含むヨーロッパの国家指導者たちにたいして戦争に反対するよう訴えた。実際には、ベルティノッティは資本主義政府の「平和に向けたスト」を呼びかけているのである。RC内で寄り添っていたプロポスタとファルチェマルテッロ(イギリスのグラント派のイタリアにおける分派)は、イラクを防衛する側に立つことを拒絶し、イタリア帝国主義にお伺いを立てることなくイタリアの米軍基地に反対する動員を推進している。実際、プロポスタは1997年にアルバニアを侵略したかつてのRCと「オリーブの木」による連立政権を支持したのである。WPとその革命的共産主義インターナショナルのための同盟(LRCI)は、インターネット上で「イラクの防衛」を呼びかけている。しかしイギリスの街頭では、彼らは対イラク戦争を行うトニー・ブレアのために運動を繰り広げた。労働者の力は、バルカン戦争でNATO帝国主義の手先であるコソボ解放軍によってセルビアを打倒するための運動を公然と行った。そして「NATOがんばれ!」という呼びかけを掲げたロンドンでのデモに姿を現した。さらにWPは、「NATOがコソボで勝利を収めた余波で、前革命的状況が熟しつつある」との常軌を逸した声明を発したのである(「セルビアのミロシェビッチを打倒するための闘い」、1999年8月11日のLRCI声明)。

 イギリスでは、クリフ派のSWPが「ブッシュの戦争」に反対して激しくわめいている。しかし、SWPは1969年にイギリス帝国主義軍隊が北アイルランドに侵攻するのを支持し、いまだに同軍隊の即時無条件撤退のための呼びかけを行うことができない! クリフテンデンシーの様々な国際加盟組織は、時々その機関紙で国連を非難する一方で、彼らは反戦運動の右派を形成しており、国連について犯罪的な幻想を作り上げている。その国連によるイラクへの制裁は残忍な戦争行為なのである。1990年から91年に、SWPはトニー・ベンを委員長とする湾岸戦争阻止のための委員会を設立したが、そのトニー・ベンは国連の制裁を支持したのである。現在ドイツのリンクスルックは、インターネット上で次のように要求する請願を発している。「われわれはドイツ連邦政府に多大なる懸念をもって訴える。危惧される戦争を回避するため、米国に対して国連の枠組み内で可能な全ての手を尽くすようにと!」

 オーストラリアでは、国際社会主義協会(ISO)が『社会主義労働者(Socialist Worker)』の10月4日号において、反戦懇談会ヴィクトリアン・ピース・ネットワーク(VPN)を支援すると宣言した。この懇談会は、「武装解除や人権に関する国連決議は、恐怖やえこひいきなしに平等に適用されるならば、効力を発揮するだろう。全ての核保有国及び全ての中東諸国は、化学兵器や生物兵器や核兵器の蓄積を廃絶しなければならない」と述べている。これは、差し迫った米英の攻撃を前にしてイラクの武装解除に向けた明らかに親帝国主義の呼びかけである。帝国主義者については、勝利した労働者革命によって収奪されるときのみ、武装解除されるだろう。ISOは、VPNのようなリベラルの尻にすがり付くなかで、結局は再び帝国主義者の陣営に入るのである。

 同様に、米国のマーシー派の労働者世界党(WWP)も、その機関紙でより左翼ぽく語っているが、実際には戦争と人種差別主義の民主党の資本主義政治家たちに反戦運動を委ねようと専心しているのである。WWPはラムジー・クラークのことを押し出しているが、クラークはベトナム戦争時のリンドン・ジョンソン政権下で警察のトップだった人物である。彼らは現在では米帝国主義が「われわれを平和へと導く」ようにと要求している!

  ヨーロッパとアジア一帯の米軍基地、それにオーストラリアのパインギャップのようなハイテク諜報軍事施設は、左翼や労働組合による反戦抗議の格好の標的となっている。もし米国が対イラク戦争のための国際的な発進基地を取り上げられるならば、それはよいことだろう。ドイツのシュレーダー首相は選挙運動で対イラク戦争に反対を表明したにもかかわらず、彼が約7万のアメリカ軍兵士を抱えるドイツ全土の主要な米空軍基地や軍事施設に何らかの干渉を加えることなどほとんどあり得ない。われわれが必要なのは、「自国」ブルジョアジーに社会排外主義の支持をよせる「反戦運動」ではなく、米国/NATOの基地に対する革命的なプロレタリアの国際主義による反対なのである。ICLのドイツ支部であるスパルタキスト労働者党(SpAD)は、バルカン諸国とアフガニスタンと近東から全てのドイツ軍隊を即時撤退させるよう呼びかけている。また左翼の多くが1999年東ティモールへの帝国主義による介入を支持する運動を行ったのに対して、スパルタシスト同盟/オーストラリアは最初からオーストラリア軍の東ティモール駐留に反対した。

 フランスの労働者の闘争党(LO)は、こうした沼地派左翼から距離を置いているように思われ、「ブッシュのエスカレートする戦争挑発に対してヨーロッパ諸国が示す全くの偽善ぶり」に非難さえ浴びせた(『労働者の闘争党(Lutte Ouvriere)』、9月6日号)。しかし、LOは戦争に反対するいかなる階級闘争の闘いのための展望も提供していない。ましてや、この戦争推進の国内的反映に反対する、つまり移民や不法滞在者(サン・パピエ)や「第二世代」の若者への警察国家テロのエスカレートに反対する、いかなる階級闘争の闘いのための展望も示していない。LOは、警官「ストライキ」へのばかばかしい支持、貧民街にもっと多くの警官をという呼びかけから、警察の蛮行に反対することへと、ここ何ヶ月の間で大きく揺れた。しかし、LOが首尾一貫している立場は、プロレタリアートの最も狭い経済的要求のために闘うのさえ断固拒否することにある。信じがたいことに、LOの数ヶ月に亘る工場用ビラには、反移民人種差別主義に反対する言葉を一言も見つけることができない。その代わりに、「解雇禁止」に関する果てしない改良主義のたわごとで一杯である。従ってLOは、資本主義制度が「良き」政府の下で人道的になるようどうにか調整されることができるという虚言で、労働者をその搾取者に結び付ける自身の義務を果たしているのである。

 レーニンの反戦に関する古典的入門書で、第一次世界大戦という厳しい試練の1915年に書かれた『社会主義と戦争』で、レーニンは次のように記している。
 「日和見主義と社会排外主義との思想的=政治的内容は同一のもである。すなわち、階級闘争のかわりに階級協力、革命的闘争手段の放棄、『自国』政府の困難を革命のために利用するかわりに、困難な状態にある『自国』政府への援助、…」

 実際、似非マルクス主義者が自国の支配者を米国ブルジョアジーよりともかく道徳的で人道的であるとして支持するのは、ドイツ社会民主主義者が「祖国の防衛」と1914年の皇帝にたいする戦争信任投票を「正当化」するために用いた議論と同じものである。『共産党宣言』の「世界の労働者よ、団結せよ!」という鋭くさえわった呼びかけに集約されている階級対階級というマルクス主義の根本的展望の放棄によって、レーニンは第二インターナショナルの古着を破り去るよう駆りたてられ、新たな共産主義インターナショナル、第三インターナショナルを建設することへと向かった。社会民主主義者による裏切りによって、レーニンは日和見主義が労働運動自体に、とりわけ自己の富を資本主義制度に結び付けた労働組合官僚に、物質的基盤を持っていることを悟った。マルクス主義にたいしてレーニンが寄与した最大の貢献は、日和見主義者からの断固とした分裂が、自身の階級的利益と階級支配に向けて闘うプロレタリアートの前提条件であるという結論であった。この理解をイギリス社会党によって指導されたピーター・タフィの労働者のインターナショナルのための委員会のようなグループの卑劣な日和見主義と比較するがよい。このグループは戦争の根本原因である資本主義について時々正統に聞こえる説明をするかもしれないが、ドイツの民主的社会主義党のような社会民主主義者を熱心に支持しているのである。

 レーニンは『社会主義と戦争』で次のように説明している。
 「今日では、日和見主義者との一ということは、実際には、労働階級を『自』国ブルジョアジーに従属させること、他民族を抑圧し大国の特権をもとめてたたかうために、彼らと同盟をむすぶことを意味し、すべての国々の革命的プロレタリアートを分裂させることを意味する。」

 彼は結論で当面の任務を次のように述べた。
 「これらのマルクス主義分子を―最初はどんなに少数であろうとも―結集すること、彼らの名において今日わすれられている真の社会主義の言葉を大衆に思いださせること、すべての国の労働者にむかって、排外主義者と手を切って古くからのマルクス主義の旗のもとにあつまるよう呼びかけること、―これこそが当面の任務である。」

近東は第三次世界大戦の導火線である

 米帝国主義に対してイラクの労働者と農村の勤労者を完全に効果的に動員するために、イラク政府が、労働者と農民の評議会(ソビエト)政府によって打倒され置き換えられることが必要である。この評議会政府は、例えばレーニンとトロツキーの指導部の下で、1917年のロシアでのボルシェビキ革命により創設されたようなものである。今日イラクにおけるレーニン主義トロツキスト党は、従って米国の軍国主義に対する民族独立の闘争を、イラクの資本家と地主に対する社会主義革命と結合しようとするだろう。近東一帯のアラブ人指導者たちは、イラクへの米国侵略が自国において社会的大混乱に火を付けるのではないかと恐れている。その一方で、イスラエルは、パレスチナ人を打ち砕き続けており、占領地域の社会生活上必要な建物をことごとく破壊し、パレスチナ人の大量駆逐の実際的可能性を突き出している。米国主導の対イラク戦争こそ、シャロンによる大量虐殺計画のための「覆い」を整えるだろう。トルコは、サダム・フセイン政権の崩壊によって、イラクとトルコ国内の抑圧されたクルド人の民族的権利に向けた闘争に刺激を与えるのではないかと恐れている。近東は人工的国家の寄せ集めであり、こうした国家の国境は、重要な石油貯蔵の支配を含め、文字通り帝国主義者自身の植民地的欲求に適うよう線引きされたものである。

 帝国主義支配は、近東における社会的後進性、女性や同性愛者そして民族的、人種的、宗教的マイノリティへの残忍な抑圧を強化してきた。特に、アラブ民族主義の破綻やスターリニスト共産党の民族主義的裏切りとともに、近東でイスラム原理主義の台頭を煽り立てたのは、1980年代にアフガニスタンで米帝国主義が繰り広げた反ソの「聖戦」に他ならなかった。多くの左翼が帝国主義者の背後を同じ歩調で行進しアフガニスタンでのソ連邦に反対するなか、われわれだけが、CIAに支援されたイスラム反動主義者に対して赤軍と同じ側に立った。ソビエトの存在は、アフガンの人々に、特にイスラム法とベールによって奴隷化された女性に、解放の希望をもたらした。われわれは、「赤軍を歓迎せよ! アフガンの諸民族に十月革命の社会的獲得物を拡大せよ!」と主張した。そして、ゴルバチョフによるアフガニスタンからの裏切り的撤退に反対し、「モスクワよりもアフガニスタンで闘うほうがよい」と述べるなかで、撤退が反革命に与える衝撃について先見的に警告したのである。

 近東一帯の都市の中心部には、民族的、宗教的な分裂を凌駕し資本主義秩序を一掃する社会的力や階級的利益を持った現代的産業プロレタリアートが存在している。任務はこうである。プロレタリアートに自身の利益を意識させ、パレスチナ解放機構の「進歩的」民族主義を含むあらゆる種類の民族主義やあらゆる流儀の宗教的原理主義と闘うことである。主要なことは、永久革命というトロツキーの綱領に基づく革命的指導部を鍛え打ち固めることである。その永久革命の綱領は次のように教えている。
 「ブルジョア的発展のおくれた諸国、特に植民地、半植民地の諸国に関して、永久革命の理論は次のことを意味する。それらの国における任務、すなわち民主的、民族的解放の完全かつ真の解決は、従属国の指導者、なかんずく農民大衆の指導者としてのプロレタリアート独裁を通じてのみ、考えられうる。」(『永久革命』、1929年)

 トロツキーは次のように力説する。「…独裁と社会主義のその後の運命は、結局民族的生産諸力にのみ依存するのでなく、国際的な社会主義革命の発展にますますおおきな程度において存在するようになる。」今日近東では、帝国主義戦争と帝国主義支配に対する闘争、専制的部族長や軍人やシオニスト支配者による抑圧的資本主義支配に対する闘争は、一つの国の枠内だけでは解決することができない。パレスチナ人のための正義、クルド人のための民族解放、そしてベールとシャリーア(イスラム法)からの女性の解放は、イランとスーダンの中世的イスラム原理主義者を一掃し、シリアとイラクの血塗られた殺戮者を一掃し、ヨルダンとサウジアラビアと湾岸諸国の反動的君主制を一掃し、そしてイスラエルの殺人狂のシオニスト支配者を一掃することが必要なのである。米国/NATO及び全ての帝国主義軍隊は近東から出て行け! イスラエルは占領地域から出て行け! パレスチナ人を防衛せよ! 統一クルディスタン社会主義共和国を! 近東の社会主義連邦を!

 こうした闘争は、ヨーロッパ、北アメリカ、日本の先進資本主義諸国での社会主義革命に向けた闘争と結合されなければならない。帝国主義の中心地一帯で、移民労働者とその子供たちは、大都市と旧植民地との間の階級闘争を結びつける、そして人種的に抑圧された移民たちを全体としてのプロレタリアートの力に結びつける生きた架け橋を意味する。戦争に反対し民族的、人種的な抑圧に反対する闘争は、社会民主主義者や元スターリニストやいわゆる「極左」追随者によって押し出される妥協の政治を通しては行うことができない。戦争に反対する闘争は、革命的な闘争の手段、つまり国際主義のトロツキスト党を前提条件とする。これこそ、国際共産主義者同盟が専心している任務なのである。

 帝国主義者たちの手にある巨大な死の機構は、産業革命によって可能となった著しい科学技術の進歩を示す尺度である。今日科学技術は、世界のほとんどすべての人々に対する苛酷な搾取によって、ブルジョアジーによる際限のない利潤追求を進めるために主に展開されており、人類文明の存在そのものを脅かしている。科学技術を人類の利益になる方向へと転換するには、生産手段を資本主義の帝国主義支配者の手から奪い取り、国際的な計画経済を創り出すことを必要とする。この方法によってのみ、恐ろしいそして人類をだいなしにする貧困に現在追いやられた莫大な数の勤労者の必要物が満たされ、戦争の脅威が二度と訪れないようにすることができるのである。社会主義革命だけが帝国主義戦争を終わらせることができる! 社会主義革命の世界党、トロツキーの第四インターナショナルを再度鍛え打ち固めよ!

 (Defend Iraq Against U.S. and Allied Imperialist Attack! Down with the UN Starvation Blockade!
Statement by the International Communist League, issued 23 October 2002)

国際共産主義者同盟
(第四インターナショナリスト)
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